静岡市清水区 川原町治療院|健康保険が使えるマッサージ・鍼灸治療院

2022 12月 のアーカイブ

理想的な姿勢のチェック法

2022年12月27日

皆さんも耳にしたことが有るでしょうか?

 

人間の脊柱は「生理的彎曲」と言って

緩いS字カーブを描いています。

 

 

その彎曲は頚、背中、腰で理想的なカーブを描くことで

車のサスペンションのようにクッションの役目を果たし、

一箇所に負担が集中しないように

上手く分散しています。

このカーブが大きくなり過ぎたり、

逆に真っ直ぐになっても局所の負担が大きくなり

肩こり腰痛など様々な症状に繋がってきます。

 

また、スポーツシーンに於いても姿勢は

パフォーマンスに大きく影響してきますし、

何より、姿勢が綺麗だと颯爽としていてカッコイイですよね!

 

 

理想の立位姿勢の一般的な指標として、

耳孔肩峰大転子膝の中心線よりやや前方

外踝のやや前方が垂直に一直線に並ぶのが良いとされています。

 

ですが、ご自分でそれを確かめることはなかなか困難です。

 

そんな時、一人でも簡単にチェックできる簡単な方法を

今回はお教えします。

 

 

まず、壁から踵を5cm〜半歩程離して立ちます。

次にお尻、背中、後頭部が壁に着けて立ちます。

この時、身長計で身長を計るイメージで頭の位置をできるだけ

高くするよう心がけてみてください。

 

腰と壁の間の隙間は手首の厚さ位で

丁度良い腰椎の前彎になります。

 

この時、先ほどのチェックポイントが

垂直に一直線に並ぶ理想の姿勢になっています。

 

簡単な表現で言い替えると

身長が一番高くなるように姿勢をとれば、

これに近い感じになります。

 

これは座っている時も同じことが言えます。

 

初めは大変な気がしますが、

日頃から姿勢を意識していると徐々に楽になってきます。

 

 

皆さんも綺麗な姿勢で街中を颯爽と歩いてみましょう!

ドローインの効果とトレーニング法

2022年12月27日

《効果》
体幹のコアの筋肉には主に横隔膜・多裂筋・腹横筋・骨盤底筋

4つがあります。

 

この4つの筋肉は体幹内腔を上下前後左右から囲い込み、

筒状の容器が体幹内にあるとイメージしてください。

 

この容器の内圧(腹腔内圧)高まると・・・・上体は起きる
             下がると・・・・上体は前に倒れる
従ってこの4つの筋肉を鍛えると姿勢が起きやすくなると思ってください。

腰痛の方には自然のコルセットの役目を果たすと言えます。

 

 

またスポーツの局面に於いても末梢(4肢)を動かす時、

まずは体幹から力が入る。

つまり体幹がしっかりしていれば4肢の筋力は効率よく発揮されます。

 

 

他にも…
●基礎体温はインナーマッスルで上がりやすく、基礎体温が1℃上がると

代謝が12%上がる

 

●発汗作用の増加により自律神経系に好影響を及ぼす
…と言われています。

因みに本当の意味での姿勢矯正は「抗重力筋+体幹コア」両方鍛えて

初めて強い効果を発揮すると言われています。

 

※抗重力筋に関しては今回は話が長くなるので割愛させていただきます。

 

 

《トレーニング法》
諸説ありますが私が聞いた中で1番簡単な方法を紹介します。

 

⦁ 仰向けに寝て膝を立てます。この時腰はフラットにはしません。

手の平が1つ入る位の隙間を開けておきます。(膝は90°前後で良いです)

 

⦁ 鼻から息を吸ってお腹を膨らませます。この時おへその上下に手を置いて

上下が同時に膨らむようにします➔これ結構難しいです^^;

だいたい上から動いてしまいます。
⦁ 口から息を吐きながらおへその上下を同時に水平に凹ませていきます。(写真①)

 

 

⦁ 凹ませきったところで更に肛門をキュッと締めます

 

➔この時骨盤底筋がうまく使えていれば、鼠蹊部が硬くなり少し

痛い感覚があります。

 

 

⦁ お腹は凹ませたままで腰と床の隙間を変えないように努力します。(写真②)

 

この時、腰椎と床の隙間が手首の厚さ位に。

 

意識しないと普通は腰が落ちてフラットになろうとします。

 

➔この時、腰の隙間を保つように働いているのが多裂筋(背部の深層筋)です。

この状態で4つのすべての筋肉が働いていて、腹腔内圧が高い状態です。

この凹ませた状態を10秒キープしましょう!呼吸は止めません。

 

 

始めはこれを3~5セットで良いと思います。

慣れてきたらセット数よりも秒数を30秒、40秒と増やしていきましょう!

 

これが出来るようになったら様々な姿勢にアレンジしていきます。

 

 

#エクササイズ

いざ!減塩の道へ✩

2022年12月26日

いったい、減塩とはどのくらい減らしたら良いのでしょうか?

 

 

WHOでは、食塩摂取量は1日あたり 5 g を推奨しています。

 

しかし、日本人の食塩摂取量は男性 11.3 g、女性 9.6 g と非常に多い状態です。

いきなり5gを目標にするのは無理があるため、食事摂取基準2015では

男性 8 g・女性 7 g 未満を目標としています。

 

 

また、日本高血圧学会では1日 6 g 未満としています。

高血圧の気になる方は、「目指せ!6 g 未満✩」ですね。

 

 

目標は分かりましたが、さて、どうやったら減塩出来るのでしょうか?

 

ここでは、減塩のポイントをご紹介しますね!

 

 

 

ポイント1 「だしを使おう✩」

 

 

だし!つまり[うま味]を使うことで、塩分を減らしても

美味しく食べることが出来ます。

 

カツオだし、昆布だし、ニボシや干し椎茸でだしをとったりもしますが、

めんどうでなかなか出来ない人の方が多いのではないでしょうか?

 

 

かくいう私もその一人です(干し椎茸くらいはやりますよ)。

 

 

では、具体的にどうしたら良いのでしょうか?

 

 

私のオススメは『カツオ節』です!

例えば、味噌汁は野菜たっぷり(野菜からもエキスが出てきます)にして

カツオ節を1袋(3~5g)入れてしまいます。

 

 

ただ入れるだけなので、簡単に出来ますよね!

 

ちなみに、野菜では玉ねぎ・キャベツ・白菜などは

よくエキスがでるなぁと思っています。

 

 

さらに、カツオ節の場合は野菜炒めなどの炒め物にも

入れることが出来ますから、ぜひ入れてみて下さい。

 

うま味が増して、薄味でも美味しく食べられますよ!

 

 

 

ポイント2 「コクで減塩✩」

 

コク!です。

 

つまり、味に深みを出すということですね!

 

 

ここで使われるのが『牛乳』です!

 

例えば、味噌汁に牛乳を入れてコクを出すことで味噌の量を減らす!

という方法があります。

 

 

味噌汁に牛乳~!?と驚かれる方もいると思いますが、

味噌と牛乳は相性が良いので意外と合うんですよ!

 

 

ただし、人によってはシチューのような味に感じてしまうかもしれません。

そうなると、味噌汁ではなくなってしまいます。

 

 

そういう人にオススメなのが『豆乳』です!

色は白くなってしまいますが、味は味噌汁ですよ!

ぜひ、お試し下さい♬

 

 

では、牛乳(豆乳)をどれくらい入れたら良いのでしょうか?

 

まず、普通のお味噌汁には味噌がだいたい10 g(塩分 1.2 g)入っています。

 

 

私は水を1/3と味噌を2/3減らし、減らした水の分(1/3)の豆乳を加えています。

 

 

この量はとても薄味なので、まずは

「味噌を少し減らして、牛乳(豆乳)を大さじ1杯入れる」

ところから始めてみて下さい!

 

 

また、牛乳(豆乳)を入れた後に沸騰させてしまうと

固まってしまったりするので、牛乳(豆乳)は最後に入れて

温める程度に加熱して下さい。

 

 

 

ポイント3 「酸味を上手に✩」

 

味には、酸味・甘味・苦味・塩味・うま味・辛味があります。

 

バラエティに富んだ味付けにすることで、

塩味ではない味付けを楽しんではどうでしょう?

 

 

特に酸味は、柑橘類(ゆず・かぼす等)を使うことで香りも加わり、

塩分を減らしても美味しく食べることが出来ますよ!

 

ちなみに、ポン酢の塩分は醤油の半分程度なので、

醤油の代わりに使ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

今回は、減塩のポイントを3つ紹介しました!

 

全てをやるのは難しくても、やれそうなものを1つ試してみて下さい。

 

実は、減塩って料理を美味しく楽しむための工夫でもあるんです(^-^)

 

ぜひ、実際に感じてみて下さい♬

 

 

 

さて、ここで減塩に役立つ情報を1つ✩

 

4月1日から食品の表示の仕方が新しくなりました。

 

今まではナトリウムと表示されていたものが、

食塩相当量として表示されることになります。

 

(ただし、変更するまでに5年間の猶予があるため、

徐々に変更された表示のものが増えてくると思います)

 

 

これで自分が普段食べている物の中に、どれくらいの塩分が入っているか

分かりやすくなりましたね。

 

 

また、今まではナトリウム表示だったり食塩相当量だったりで

統一されていなくて比較しにくかったのですが、

今後は商品を見比べて、塩分の少ないものを選ぶことが出来るようになります。

 

 

楽しく!美味しく!目指せ減塩✩健康への道!

ぜひ、活用してみて下さい♪*゚

 

 

 

 

 

文章作成 川原町治療院 スタッフ 齊能(管理栄養士)

 

<参考文献>

・食品表示基準 内閣府令

・食事摂取基準2015

・高血圧治療ガイドライン2014

薬膳で考えた冬のお鍋☆

2022年12月26日

まだまだ寒さは続きますね!

こんな時、温かいお鍋が恋しいものです♬

 

 

『お鍋』といったら、皆さんはどんなお鍋を想像しますか?

 

・・・キムチ鍋・豆乳鍋・海鮮鍋etc. 何を入れても美味しいですよね!?

 

今回は薬膳(東洋医学)で言うところの、 冬にオススメの『お鍋』

を紹介したいと思います!

 

 

そもそも薬膳とは、料理に「生薬」を混ぜたものではありません。

食品1つ1つの効能を考慮して作られた料理が薬膳なのです!

 

全ての食物には、必ず効能が備わっています。

 

食材をうまく組み合わせて、季節やその時の体調に合わせることで

薬膳となります。

 

 

食物には体を温める「温熱性食物」と、体を冷やす「寒涼性食物」と

どちらにも入らない「平性食物」の3つに分けられます。

 

 

寒い冬は少し温熱性食物を多めに摂って、体を温めたいですね!

 

 

では、どんな食物が体を温める食物なのでしょうか?

例を上げてみましょう。

 

 

「温熱性食物」

・唐辛子・胡椒・ニラ・にんにく・ネギ・生姜・いんげんまめ

 

「寒涼性食物」

・ほうれん草・セロリ・トマト・きゅうり・大根・ごぼう

 

「やっぱり!」と思われましたか?

それとも「えええ!」と驚かれたでしょうか?

 

 

温熱性食物はまだまだ沢山ありますが、

その前に 実は寒涼性食物も冬にオススメなのです!!

 

ちょっと意外ですよね?

 

寒涼性食物には体内に溜る老廃物を除去する力があり、

ウイルス等を追い出す働きもあります。

 

インフルエンザが怖いこの時期にぜひ摂りたい食物です!

 

 

『お鍋』で考えてみましょう!

 

<キムチ鍋>なら、温めるものとして唐辛子とネギ、 ウイルスの撃退に大根、

メインは豚肉(平性食物)にしたらバランスが良くなります。

冷えの強い方ならメインを鶏肉(温熱性食物) にしても良いと思います。

 

 

<豆乳鍋>なら温めるものとして生姜とネギ、 ウイルスの撃退に大根はいかがでしょう。

ちなみに豆乳は平性食物です。

お鍋に欠かせない食材の白菜や人参も平性食物ですから、 たっぷり入れて大丈夫です。

 

*日常に食べている食物の70%が平性食物です。

 

 

<海鮮鍋>なら温めるものとしてエビと鮭、 ウイルスの撃退に昆布はいかがでしょう。

 

今回は『お鍋』ということで紹介させて頂きましたが、

ぜひ普段の食事にも生かしてみて下さい!

 

因みに、私は冷えが強いので朝のお味噌汁に生姜を 追加するようにしています

(味噌も温熱性食物です)!

 

 

ちょっとした心がけで体調は変化します。

皆さんも、参考にして頂けたら幸いです。

 

*温熱性か寒涼性か気になる食物がありましたら、 お気軽にお尋ね下さい。

 

 

 

川原町治療院 スタッフ 齊能 千夏(管理栄養士)監修

 

<参考文献>

・現代の食卓に生かす「食物性味表」改訂版

日本中医食養学会 発行  2009年2月1日

肩関節の可動域を上げる簡単な運動

2022年12月26日

様々なスポーツのシーンにおいて肩関節の可動域が大きく使えることは、

パフォーマンスに大きく影響をもたらします。

 

また、障害の予防にも大きく影響します。

 

 

例えばゴルフのスイング、テニスのサーブ、野球のピッチング、

関係ないようでいてランニングにおける腕の振りなど、

様々なスポーツシーンにおいてパフォーマンスの向上に

肩関節の可動域は大きく関与します。

 

 

肩関節の可動域を語る上で、1つ重要になってくるのが肩甲骨の動きやすさです。

 

 

腕を180°上げた状態では肩甲上腕関節は約120°まで、

残りの60°は肩甲骨が60°上方回旋することで初めて腕は180°上がるのです。

 

 

90°外転の時は肩甲上腕関節が60°、肩甲骨は30°外転するわけです。

 

 

このように肩甲上腕関節の角度と肩甲骨の上方回旋の比率は2:1と言われています。

 

 

この関係を「肩甲上腕リズム」といいます。

 

 

肩甲骨は上肢を30°以上外転したとき、同時に動きます。

 

 

仮に肩甲骨周囲のコリや拘縮などで、肩甲骨がまるで動かないとすると、

腕は理論上120°までしか上がらないのです。

 

 

ですから肩甲骨がスムーズに動くことはあらゆるスポーツにおいて

非常に重要となってきます。

 

 

肩甲骨は正しい姿勢で平面上に有るときは、スルスルとスムーズに動き易いですが、

猫背や巻き肩の状態で肩甲骨が曲面上に有ったり、肩甲骨周りの筋肉が

凝って固くなっていると、肩甲骨がスムーズに動きません。

 

 

肩関節を大きく動かすには肩甲骨周囲の筋肉の凝りや筋緊張を緩和し、

動きやすい姿勢を作ることが重要になってきます。

 

 

 

そこで今から肩関節の可動域を上げる簡単な体操やストレッチを紹介します♫

 

 

 

①猫背解消のストレッチ

 

猫背の人はいわゆる巻き肩にもなりやすいです。

 

巻き肩の人は大胸筋が硬くなりやすいので

ここを伸ばし、同時に猫背を改善するために胸を張ります。

これにより肩甲骨を背中の平面に持ってきて、動きやすい状態を作ります。

 

 

 

②肩甲骨の外側と背部から腰部までの筋膜リリース

 

上肢を上げてる側の肩甲骨は上方回旋、腰に回してる側は

下方回旋をしています。

 

また、肩甲骨外側の筋肉の柔軟性を取り戻し、肩甲骨がスムーズに動くようにします。

 

それと共に全身をボディースーツのように包んでいる筋膜もストレッチされ、

癒着をおこしている筋膜のリリースにもなります。

 

肩こりや腰痛の予防にも効果が期待できると思います。

 

 

 

③肩関節の外転と内転の動きをさせるための運動

肩甲骨の外転
手の甲と甲をつけています
掌を外に向けます

 

肩甲骨を内側と外側にゆっくりと大きく動かします。

 

これにより肩甲骨周囲の筋肉の血行を高めると同時に、動的ストレッチにもなり、

肩甲骨の外転・内転方向への可動性も上がります。

 

同時に、外転位になりやすい肩甲骨を内側に寄せる効果も期待しています。

 

 

③と④はドジャースの前田健太が登板前にやっている

「前健体操」と同じ趣旨のものです。

 

 

 

 

④肩甲骨をぐるぐる動かす運動

肩に指先をチョコンと乗せて 指が離れないように大きく回します。
前から見た画像です。
肘でなるべく大きな円を
描くようにグルグルと回します。

 

肩甲骨を大きく動かし、肩甲骨周囲の筋肉を動かすことによって、

血行を改善し筋肉を緩める目的と、肩甲骨の滑らかな動きを促す運動を行います。

 

 

これらの体操は猫背解消と肩甲骨周囲の筋肉の血行改善を促すため、

肩こり解消にも効果があります。

 

 

肩関節の可動域が狭く、上肢が最近上がらないという方

ぜひお試し下さい♪*゚

 

※40肩、50肩で医師から動かさないように指導されてる方は控えてください。

姿勢筋と相動筋が招く姿勢変異

2022年12月25日

今回は筋肉と、その影響による姿勢変異についてお話します。

 

 

筋肉は「姿勢筋」と「相動筋」という2種類に、

 

運動生理学的な見地で分けることができます。

 

 

姿勢筋とは亢重力筋とも呼ばれ、緊張性で機能亢進しやすく

 

ストレスを受けると緊張・短縮を起こしやすいです。

 

 

相動筋より筋力は強く主に多関節筋のことが多く、

 

脊柱起立筋

(c)team Labbody

 

腰方形筋

(c) teamLabBody

 

大腰筋

(c) teamLabBody

 

後脛骨筋

(c) teamLabBody

 

ハムストリング

(c) teamLabBody

 

小胸筋

(c) teamLabBody

 

 

などが挙げられます。

 

 

相動筋は速い動きを伴なう筋肉で活動的な筋肉を指し、

 

ストレスを受けると緩・弱化し筋力低下を起こしやすいです。

 

 

筋力は姿勢筋に対して弱い傾向があり、

 

腹直筋

(c) teamLabBody

 

腹斜筋

(c) teamLabBody

 

大殿筋

(c) teamLabBody

 

中臀筋

(c) teamLabBody

 

大腿四頭筋

(c) teamLabBody

 

前脛骨筋

(c) teamLabBody

 

などが挙げられます。

 

 

この両者には神経的な連鎖がみられます。

 

 

例えば、体幹屈曲に於ける腹筋は相動筋であり、

 

一方、体幹伸筋の脊柱起立筋は姿勢筋にあたり、

 

姿勢筋である脊柱起立筋の緊張・短縮は

 

拮抗関係にある相動筋の腹直筋の機能を低下させます。

 

 

 

話は一旦変わりますが・・・

体の全ての部分はキネマティックチェーン(運動学的連鎖)によって

 

機能的に連結、連動しています。

 

 

筋の過緊張、・短縮、筋力低下によって関節の可動性制限や不安定化が生じ、

 

逆に、関節が原因する機能異常によっても筋の機能低下も起こりえます。

 

 

運動学的な連鎖反応は筋系・骨格系両方を通して起こっています。

 

 

骨格系は関節を介して接続し、筋は独立した組織ではなく、

 

筋膜のネットワークを通して機能的に連動しています。

 

 

加えて、筋の収縮は関節の可動性や安定性・非安定性に関わり、

 

両者には複合的なキネマティックチェーンが存在します。

 

 

また、筋や関節の機能異常は神経系を介し同側や他側の拮抗筋の機能亢進/低下、

 

中枢神経へのインパルスの減少などを起こします。

 

 

これらは遠心性抑制路の機能低下の原因となり、末梢の筋や関節に作用を及ぼします。

 

このように体のある部分に筋系、神経系、骨格系などの機能的な障害が起こると、

 

他の部分に代償性の姿勢変異が生じる訳です。

 

 

 

また、脊柱は仙椎基底部上に位置し、その上の脊柱の彎曲の度合いは

 

基底部の角度(腰仙角)によって決められます。

 

 

 

腰仙角が増大すれば骨盤は前傾し、減少すれば骨盤は後傾することになります。

 

 

 

  • 過緊張・短縮すると骨盤の前傾を招く筋肉

 

腸腰筋大腿直筋縫工筋などの股関節屈曲筋群と

 

脊柱起立筋群などが挙げられます。

 

 

  • 過緊張・短縮すると骨盤の後傾を招く筋肉

 

大殿筋ハムストリングスなどの股関節伸展筋群と

 

腹直筋内・外腹斜筋などの腹筋群などが挙げられます。

 

 

 

筋肉には過緊張・短縮したり、機能低下することで骨盤が前傾したり

 

後傾する上記の様な筋肉があります。

 

 

言い換えれば、これらの筋緊張を解いたり、短縮を伸長すること、

 

また機能低下している場合はそれらを鍛えることで

 

骨盤を、よりニュートラルな状態に戻すことも可能と言える訳です。

 

 

もちろん、骨の変形、椎間板の変性などの問題もありますが、

 

骨盤がニュートラルに戻れば、腰仙角も正常に近づき、

 

その上の脊柱の弯曲も理想の状態に近づくと考えられます。

 

 

 

 

〈参考資料〉

●図解 姿勢検査法  医道の日本社

●運動器の機能解剖  医歯薬出版株式会社

など

寝たきりをなくそう!

2022年12月24日

私たちは日頃から立ったり、歩いたりといった日常の動作で

知らず知らずのうちに重力に逆らっています。

 

重力に対する適度な抵抗、運動をすることは

健康や体力を維持するうえでとても重要と言えます。

 

 

そこで今回は「寝たきりをなくそう!」と題して

座位や立位の大切さについて考えていこうと思います。

 

 

 

寝たり、横になると体にかかる重力の影響が無くなり、

無重力に近い状態になります。

 

長期の寝たきり状態は体力を著しく低下させ、

健康に大きな弊害をもたらします。

 

その弊害は身体全体に及び、筋骨格系の機能低下に伴って、

筋力低下、変形、拘縮、筋委縮、心肺機能の低下,知的能力の低下、

耐久力低下をもたらします。

 

さらに心循環系に大きな負担をかけることになり、

心収縮低下起立性低血圧などの症状が出現します。

 

 

 

このような心機能低下は更なる運動低下状態を助長することになり、

いわゆる悪循環に陥ります。

 

 

立位では心臓と下肢との間に約100mmHgの圧力差が生じ、

血液が下肢に貯まります。

 

この血液の貯溜によって心臓へ戻る量が減るため、

一回拍出量が減り、その結果血圧の低下を引き起こします。

 

血圧が一定水準より下がると、脳は充分な血液を確保できなくなり、

目眩が起こったり、立っているのが困難になります。

 

 

このため、立位ではいかに血圧を維持するかが重要で、

血圧の低下に対して次のような調節機構が働きます。

 

 

血圧が低下すると心臓や血管内にある圧受容器の活動が抑制され、

迷走神経の求心制活動が減少します。

 

そこで交感神経活動が活発となり、その結果心拍数が増加します。

 

つまり、心臓から送り出す血液量の減少を回数で補う訳です。

 

 

もう一つには末梢の血管収縮があります。

 

四肢の血管を縮めることにより血管抵抗を増大させて血圧を高め、

脳血流を一定に維持しようとする働きです。

 

 

これら一連の反応によって血圧は速やかに回復し、

立位姿勢を継続することが可能になるのです。

 

 

このような循環調節機構は日常生活の大半を立位や座位などの

抗重力姿勢で過ごすヒトに備わった適応能力とも言えます。

 

 

分かりやすい例として宇宙飛行士を挙げてみます。

無重力あるいは微小重力環境に長期間滞在する彼らは、

言わば寝たきりに非常に近い状態です。

 

無重力環境であっても運動で負荷がかかれぱ、

筋や骨格などの運動器官の機能低下は防御できます。

 

しかし、循環調節機能と密接に関係する起立耐性は運動によって防御できず

地球に帰還後、その能カが低下していることが報告されています。

 

 

臥床期間をできるだけ短くするには、ベッドでのギャッチアップ、

車椅子座位時間の増加、そして斜面台を用いて徐々に起立位をとり、

可能であれば歩行を行うように勧めます。

 

寄り掛かりでも座位や立位など抗重力姿勢を継続して確保しますが、

それでも機能維持や改善に重要な役割を果たすと考えられています。

 

ベッドから離れ,一定時間を適切な座位で過ごすことは,

すなわち廃用症候群の予防といえます。

 

 

脳幹部に障害がない限り中脳の立ち直り反射を働かせるように

座位姿勢をとらせることは、意識回復に非常によい刺激にもなります。

 

ベッド上で30分以上の座位が可能となれば、

次は車椅子を用いてのリハビリです。

 

 

 

特に座位耐久性訓練では30分以上の車いすに座っていられれば、

次の段階では本格的な訓練を開始していきます。

 

 

座位や立位になることで心臓と頭から下肢までの高低差が生じて、

自律神経の反射による下肢の血管収縮などの循環調整作用が働きます。

 

 

普段、何も意識せず立ったり座ったりできるのは、

大脳を中心とする中枢神経が指令を出しているからで、

これが脳の活性化を高めることにもなるのです。

 

また、座位や立位になることで頭が高い位置になり視界が開け、

脳神経も刺激します。

 

 

座位をとるだけで他にも下記のような様々な効果が得られます。

 

 

①横隔膜の骨盤方向への移動により胸腔内圧が陰圧となり、

肺自体が拡張されます。

 

座位や立位では肺容量、特に機能的残気量が増加します。

 

また、背面をベットから離すことで、背面の横隔膜の動きを

しっかりと引き出し効率の良い呼吸が行えます。

 

ベッドが背中にくっついた状態というのは

圧迫により背面の胸郭の動きを阻害してしまうので、

呼吸のこと考えると背中はベッドから離す方がよいです。

 

 

②消化,排泄機能の改善

 

 

③二次障害の予防(変形・拘縮・褥瘡)

 

 

④座位能力・バランスの向上(脊柱起立筋の筋力維持と強化)

 

座位や立位では身体が倒れないようにするために、

重量に対して姿勢を保持しようとします。

 

それに伴って筋肉に力を入れて緊張させなければならないので、

臥位では働かない筋肉が働くことになります。

 

 

⑤食事,摂食・嚥下の改善

 

 

⑥目と手の協調性,上肢機能の改善

 

 

⑦休息,睡眠

 

 

⑧介護が容易化

 

 

⑨作業活動の拡大

 

 

⑩社会参加,就学,就労

 

①の「背面開放座位」は背面密着座位よりも優位に

副交感神経が低下・交感神経の亢進が認められています。

 

そしてその際には両下肢をおろさないと意味を持たず、

下肢をおろして背面開放をすることで自律神経機能に更なる影響が出ます。

 

 

従ってリハビリでまず目指すところは端座位を安定させることです。

 

 

これができるようになれば、前や横などの方向に目標物を設定し、

そこまで手を伸ばすというリーチ動作のトレーニングをすることができます。

 

このにより体幹の筋肉、バランス感覚を鍛えることができます。

 

 

以下にリハビリにおけるポイントを照会します。

 

■端座位になって抗重力筋を鍛える

 

端座位をすることで抗重力筋を鍛えることができます。

 

抗重力筋とは重力に逆らう動きをするときに使う筋肉で、

起きて座ったり立ち上がったりする時に使います。

 

抗重力筋は寝ているばかりでは決して鍛えられません。

 

ベッドを起こしての座位でもいいのですが

これだと骨盤がより後傾してしまいます。

 

他にも背もたれに頼って体幹の筋があまり働かなくなるのと、

骨盤が後傾すると、より背筋や殿筋などといった

抗重力筋が働きにくくなってしまいます。

 

ですから、なるべく端座位を取ってもらう方がいい訳です。

 

 

■寝たきりを防ぐために平衡感覚の改善も重要なポイント

 

風邪などで数日寝込んでいて、起き上った時にふらふらする、

なんて経験、あると思います。

これは筋力の問題もありますが、平衡感覚の問題も関係あります。

 

従って、寝たきりのリハビリというのは、筋力の回復と共に、

平衡感覚の改善も重要なポイントになってきます。

 

ベッドを起こしての座位でもこの平衡感覚の改善には効果があります。

 

起き上がった時にフラフラするという経験をすると、

次に起き上がろうとするときに恐怖感が芽生えてしまいます。

 

そうなると起き上がる意欲が低下してしまいます。

 

心の問題も非常に大切なポイントです。

 

病気により、状態が安定するまでリハビリを開始しないでいると

筋力や平衡感覚が弱まって、寝たきりの危険性も高まってしまいます。

 

寝たきりを防ぐために早期からリハビリを開始することも

大切なことなので、先生と相談するといいでしょう。

 

 

しかし、リハビリのときに、急に起こしたりすると、

チアノーゼ、浮腫、血圧低下など循環調節機能の低下を示す場合もあるので、

血圧の変動や血中酸素濃度などをチェックしながら行うことが大切です。

 

平衡感覚の低下による恐怖心から余計な力が入って

バランスが悪くなったりもします。

 

異変が起きたらいったん中止して様子を見ることも大切です。

 

 

長くなりましたが、以上で座位の大切さ、

立位の大切さが分かっていただけたと思います。

 

 

当院も「寝たきりゼロ」を目指して

これからも邁進していきたいと思います♬

 

 

 

 

 

『参考資料』

●背面開放座位Q&A

日本看護技術学会 技術研究成果検討委員会
ポジショニング班

 

●寝たきり状態がもたらす弊害

―循環調節障害を中心に― 愛知県心身障害者コロニー

発達障害研究所治療学部門室長 三田 勝巳

 

●「急性期呼吸理学療法」 株式会社メジカルビュー社 高橋仁美ら

など

 

アイシングによる疲労回復

2022年12月01日

スポーツを真剣に取り組めば取り組む人ほど、

より強くなりたい、上手くなりたい

と考えるのは当然のことでしょう。

 

だからこそ厳しい練習にも耐え、極限まで追い込んだ

トレーニングを続けていけるのだと思います。

 

 

その一方、トレーニングがハードになればなるほど

疲労の蓄積も増えていきます。

 

疲労が許容量を超えてしまうと体力も低下傾向に変わり、

怪我の原因にもなってきます。

 

 

いわゆる「オーバートレーニング症候群」です。

 

疲労回復とトレーニングを交互に有効に重ねて行くことで

初めて「超回復」が得られ、

効果的なパフォーマンスUPに繋がっていくのです。

 

従って疲労回復は体力向上を考える上で絶対条件と言えます。

 

 

そこで何回かに渡り疲労回復の有効な方法を

随時紹介していきたいと思います。

 

まず1回目は「アイシング」です。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

アイシングと言うとスポーツで外傷した時

RICE処置の一環で炎症を抑えることは知られていますが、

効果はそれだけではありません。

 

激しい運動を行うと筋肉の温度は上昇し、

筋繊維や関節の組織などが微小に損傷した状態になります。

 

その後、損傷した組織は炎症や腫脹を起こし始めます。

 

これらの反応は損傷した組織の回復には必要ですが、

過剰に熱を持ったり腫脹すると回りの細胞まで

傷つけることになり、かえって回復を遅らせてしまいます。

 

そこで上がりすぎた筋肉の温度を低下させて適温に戻し、

筋肉の炎症などの反応を抑えるためにアイシングを行います。

 

 

さらに冷やす事で神経の働きも鈍くなるため、

筋肉をリラックスさせる効果も期待出来ます。

 

逆に激しいトレーニングの後にサウナなどで筋肉を温めると、

筋肉痛が酷くなり回復が遅れる場合があるので注意が必要です。

 

運動後にストレッチや軽い有酸素運動、アイシングをする事で

疲労や筋肉痛の原因となる「乳酸」の蓄積を抑えることができます。

※乳酸自体が疲労の原因ではありません。

 

近年、日本でもトップアスリート達の中では

運動後のアイシングは常識化してきました。

 

最近ではラグビー日本代表のメンバーが練習後、

アイスバスで疲労回復を図るシーンがTVでも放送されました。

 

しかしまだまだ歴史は浅く、末端まで浸透はしていません。

 

スポーツ先進国アメリカでは、高校生レベルでも練習後のアイシング、

練習前のアイシングもきちんとやられているそうです。

 

海外のトップアスリートの間では練習後のアイシングは今や常識なのです。

 

 

皆さんお馴染みのクリスティアーノ・ロナウド選手も

練習後や試合後にのアイスバスを利用しています♪*゚

 

 

こちらはプロトライアスリート、ダン・ヒューゴ選手です。

 

 

ここでアイシングによる効果をまとめてみましょう!

(1)アイシングした患部(主に皮膚表面)の温度を低下させる

 

(2)細胞の新陳代謝を低下させる

 

アイシングはケガの応急処置にも用いられますが、

冷却によって血流と組織レベルでの代謝が低下するためで、

ダメージを受けた組織の二次的な低酸素症を抑制できます。

 

(3)局所の炎症が軽減する(腫張の抑制)

 

(4)痛みを和らげる神経の伝達速度を低下させる)

 

(5)血液循環への影響

 

(6)筋肉の緊張を和らげるリラクゼーション効果がある

 

(7)医学的にはリハビリテーション開始時期に用い、

治療期間の短縮術後の疼痛緩和などの効果を期待しています。

 

 

【運動前のアイシング】

アイシングによって筋肉や関節の痛みに対する

閾値の上昇により鎮痛効果が得られるので、

ウォームアップ時に痛みを感じることなく始動できます。

 

また、骨格筋内の感覚受容器である筋紡錘の活動低下によって

筋肉の緊張が緩和され、 可動域アップを目的としています。

 

冷却効果が持続している間にウォームアップを開始すれば、

痛みを緩和した状態でより効果的な始動ができますので、

スムーズに次のステップへと移行できると考えられています。

 

 

【アイシング後の運動の注意点】

アイシングで局所の神経や筋の活動は低下していますから、

直後の運動はダッシュなどの俊敏な動作は行わず

ストレッチなどの軽度にとどめるべきです。

(冷却とストレッチを組み合わせたクライオストレッチなど)

 

 

また各種疾患により局所の知覚神経鈍麻がある方、心疾患のある方、

局所の血管性循環障害をもつ人、冷却に過敏な人は要注意です。

アイシングによって凍傷を起こす場合もあります。

 

また、障害をもたない人でも長時間冷やすと

凍傷になる恐れがあるので、冷却部位が無感覚になったら

アイシングを一時中断し、皮膚の温度や感覚が戻ってきてから

再開してください。

 

 

【運動後のアフターケアの順番】

激しい運動をした後のケアにもいろんな方法があり、

それをしっかり行う事が大切です。

 

①軽いジョギングなどでクールダウン

②アイシング

▼(運動終了後30分以内に捕食などで栄養補給)

③ストレッチ

▼(栄養補給はここで行っても良し)

④マッサージ

 

 

激しい運動であればあるほど筋肉を過度に使いますが、

多くのスポーツでは全身の筋肉を均等に使うことはあまりなく、

脚や腕などの一部の筋肉を酷使することが多いです。

 

一部の筋肉には多くの血液が流れ、

運動中だとその筋肉が収縮することで

筋肉内の血液がしっかりと心臓に戻ります。

 

しかし、激しい運動を急に止めてしまうと、

集まった血液や疲労物質がその部位に留まってしまうので、

軽く体を動かす事で血液や疲労物資を全身に流す必要があります。

 

クールダウンの方法は様々ですが、

まずは運動直後の数分間軽めのジョグやウォーキングが効果的です。

 

 

アイシングのタイミングは運動終了後、早ければ早いほど効果大です。

運動終了後30分以内に開始するのがベスト!

 

アイシングをして終わるよりも多少動く方が良いので、

アイシング後にストレッチが良いです。

 

 

【各種アイシング】

●氷嚢によるアイシング

市販されている氷嚢やビニール袋にクラッシュアイスを入れ、

中の空気を抜いて利用します。

 

変形が容易で受傷部への密着性も高いので

クラッシュアイスが基本ですが、アイスキューブなどを

使用する時は、少量の水を入れて良く混ぜ合わせ角を取ります。

 

氷間の空間を埋め、密着性を高め、受傷部への当たりを弱め、

空気を抜いて利用します。

 

疲労回復目的のアイシングの場合、

およそ20分を1回あてるだけでいいでしょう。

 

 

●アイスバス

冷たいお風呂に10分浸かるだけという簡単なものです。

 

15度くらいの水をお風呂に入れて、腰まで浸かります。

それだけでOKです。

 

浸かった後、温かいシャワーを浴びてもよいですし、

そのまま終了しても大丈夫です。

 

 

●アイスマッサージ

紙コップに水を入れて凍らせたものを、コップの上部を破き

氷で直接皮膚に円を描くようにマッサージを行います。

 

アイスキューブなどを直接皮膚にあてるでも可です。

 

基本的には、時間ではなく患部の感覚が無くなったところで

やめて下さい。およそ10分で感覚が麻痺します。

 

運動前のシンスプリントやアキレス腱、膝の下や首、指、

手首などを局所的に冷やしたい場合に効果的で、

疲労回復のアイシングにも適しています。

 

 

●交代浴

交代浴とは、温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法のことです。

実践するタイミングは運動後出来るだけすぐが良いでしょう。

 

先ず水風呂から始めます。(疲労のある局所にシャワーだけでも良い)

水20秒~1分お湯2~3分程度総時間6分~12分程度で十分です。

(長くやれば良いというものではない)

 

サイクルは3~5回が一般的です。

 

※水とお湯の順序には諸説ありますが、さほどの有意差はなく、

そんなに神経質にならなくても良さそうです。

http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2012/1K09A031.pdf

 

お湯は38℃~40℃程のあまり暑すぎない温度で

水は15℃~20℃くらいが適当です。

 

 

手軽なので私もラン後にやってますが、

この時期水は結構キツイです(笑)

 

 

 

いかがでしょうか?

皆さんも宜しければ参考にしてみてください♬

 

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